飲食経営において多様な販促方法がありますが、実際何が一番効果が高いのか?
状況や業態、場所によっても変わるため、結局はやってみないとわからないというのが実情です。
そんな中、どんなお店でも活用できそうな飲食店販促の本が発売!
『これからの飲食店の集客の教科書』
実践的なノウハウがたくさんあり、すぐにでも活用可能です。
ただ今までのやり方と大きく違ってて、好き嫌いはわかれると思います。
とはいえ、まず様々な販促手法を知っておくためにも、読む価値は十分にあります。
今回、こちらの本から役に立ちそうな事例を、自分の経験もふまえピックアップします。
著者について
メインの著者が「白石大樹」さんです。
元々は和食「なだ万」の料理人で、「牛角」のスーパーバイザーを経て独立、「汗を流すコンサルタント」として活躍中です。
最近はアルバイトの悪ふざけ動画がSNSで爆発的に拡がる「バイトテロ」の件のコメンテーターとしてテレビ出演もしております。

ブログもあります。参考までに。
では、本の内容を踏まえ効果的な販促を紹介します。
すぐ実践できる販促4選
バイトが外回り営業をする
外回り営業の有効性とバイトにやってもらう方法を懇切丁寧に説明してます。
アポ無しで近隣の会社や店舗を訪問し、自店舗の場所と業態を伝えチラシを渡していきます。
バイトに外回り営業をさせるという発想に驚きました!
バイトにはそういった仕事は任せられないという先入観を持ってました。
店長以外のスタッフが外回りでお客様を連れてこれるようになると、当然売上は上がるでしょう。
バイトの時給で考えると1時間で1組連れてこれるだけでも十分費用対効果があるし、できそうな目標です。
バイトとしても良い経験になりますし、一石二鳥な施策です。
ポスティングもピンポンで手渡し
今までやったことがない手法です。
チラシを店の回りの民家にポスティングする手法は昔からありますが、その戻りは決して良くないです。
しかしこのようにピンポンで呼び出し、お店の詳細を話してから渡せると、来店する可能性は格段に高まるでしょう。
本ではどのような地域ならピンポンポスティング有効なのかが、こと細かく書いていて勉強になりました。
チラシは立ち止まってる人にだけ渡す
歩いてる人にチラシ渡しても戻りって、かなり少ないです。
立ち止まっている人なら、お店の場所やキャンペーンの説明とか割引券も渡せるかもしれないし、来店する確率はかなり高まります。
昔の職場でも、このチラシでの呼び込みが得意な人がいましたが、必ず止まっている人のみにチラシを渡してました。
今日から誰でも実践できる良いテクニックだと思います。
「お礼状」を書く
来店客のリピート率をあげるために、「お礼状」を送ると効果が高いと書かれていますが、私も実際やってて確実に成果がでる施策だと思います。
コストがかからないSNSでの施策に傾きつつある昨今ですが、「お礼状」の戻り率はそれらよりずっと高いです。
「お礼状」を送るためには、お客様の連絡先を知る必要があるので、名刺交換をマメにするか、お客様の住所が記入できるアンケートなどを作成しお会計直前に書いてもらうと集めやすいです。
また「お礼状」の作成時間を最小限に抑え、かつ、自己重要度が高い文章で作成する方法も書いてあり、非常に参考になります。
まとめ
店舗営業だけでは学びにくい、社外販促の細かい実践方法まで書かれているので、とても実践しやすい飲食です。
ただ、お店のサービスや商品自体が良くないと、せっかく来てくれた方のリピートに繋がらず逆効果になるので、内部施策と並行しながら実行すると、必ず効果があります。