10年以上前のことですが、居酒屋で半年間休みなしで働いたときの経験談です。
ワードワークな飲食業で休みなかったのは、半端なくしんどいかったです。
ただこういう経験をしたことで気づけたこともたくさんあり、飲食関係者や今後飲食を目指す方に参考にと思い、共有します。
半年休みなしで働いた経緯
チェーン居酒屋に入社して、一般社員、副店長と順調にキャリアを積み、ちょうど1年で店長に昇格しました。
まわりと比べても、はやい時期での昇格だったので嬉しかったです。
異動する店舗の引き継ぎに入ったんですが、そこであることに気づきました。
店舗に店長の代わりができる店舗責任者がいないということです。
その時、多分休みはないんだろうと悟りました。
当時の私は、これも一つの試練で乗り越えなければならないものだ!と勝手に思い休みなしで働く決意をしました。
その結果、どんなことが起こったか…。
クレームがとまらない
私当てに電話やメール・はがきでクレームが山のようにくるようになりました。
会社内でも大問題になり、社長に名指しで注意される有様。
当時はなんでこんなにクレームがくるのか理解ができませんでした。
後々振り返ってみると、休みなしで働いたことで、毎日疲れ果て、笑顔もだせなくなり、気遣いもできない状態になってました。
店長だと店舗のトップであるがゆえ、まわりで教えてくれる人もいないので、それらの状況を全く気づけませんでした。
従業員がやめていく
就任してから、何故か従業員が少しづつやめていき、人手が足りず営業が乱れるようになりました。
なんでそうなってしまったのか?
その頃毎日疲れていたので、暇な時は更衣室で寝ていました。
だらしない姿の店長を毎日見てたら、みんなやる気なくなりますよね…。
売上が下がっていく
クレームが多くお客さんの満足度が下がり人手も足りない状況では、当然売上は上がりません。
店長就任してから、驚くほど売上が下がり続けました。
チェーン居酒屋って仕組み化されているので、誰がやっても同じ売上がでると思い込んでいましたが、そんなことはないということを身をもって知りました。
お客さんと従業員を大切にすることが、売上に直結するんです。
店長降格
就任から半年後、上司から店長降格を言い渡されました。
ある同僚は、「あんなに頑張ってたのに降格になるんだ、残念。」と言って慰めてくれましたが、結果がすべてだと悟りました。
体を張って頑張ったところで、評価には全く繋がりません。
教訓
実績・評価を得るために、休みは積極的にとりましょう。
降格してから1年後、店長に復帰しましたが、最低でも週1の休みはとるようにしました。
そのために何人かの従業員を教育し短期間で店舗責任者に育て、自分の休みを作りました。
その後は店長業務を問題なく行えるようになりました。
いまだに休みなしで飲食業やっている方が結構いますが、私はすぐにやめたほうが良いと思います!
