数多くのグルメサイトがありますが、有料で掲載するとなるとどのサイトが良いか迷いますよね…
結論を言います!
グルメサイトの有料掲載は「食べログ」のみにしましょう。
それ以外のサイトに掲載しても、費用帯効果が得られる確率は低いです。
その経緯をご説明します。
「食べログ」の概要
「食べログ」は、カカクコムが運営する飲食店向けの口コミサイトです。
月間でなんと一億PV!という飲食系サイトの巨人です。
飲食店を点数で評価する仕組みがユーザーに受け、アプリを使って来店・予約する方が一気に増えました。
2019年と2020年第3四半期の決算状況の比較です。
食べログ業績 | 2019年3月期 | 2020年3月期 | 前年対比 |
売上高 | 6,370百万 | 7,048百万 | +10.6% |
飲食店販促 | 5,011百万 | 5,649百万 | +12.7% |
有料プラン店舗数 | 575千店 | 591千店 | +2.8% |
最近はネット予約が急増し、売上を伸ばしてます。1人予約当たり200円課金される仕組みです。
一方サイト運営に関して、ネガティブ要素がたくさんあります!
しかし影響力は絶大!好き嫌いはあると思いますが、現状は使い倒すべきグルメサイトです。
食べログは十分に費用以上の効果が得られます。
「食べログ」一択である理由
他のグルメサイトの集客力が極端に落ちているからです。
それを理解してもらうために、グルメサイトでどのように集客されているのかの流れを説明したいです。
ネット検索結果に店舗まとめが上位表示され、そこからのクリックで集客に繋がる流れが基本です。

この時、店名や業態での検索のトップ表示はほとんど「食べログ」がしめていることにお気づきでしょうか?
そのため、その他グルメサイトは検索表示の2番目以降に表示されるわけですが、当然トップ表示よりは効果は見込めません。
ただ現状の個人の飲食店ネット検索の導線は、一つのサイトだけで行く場所を決めることは少なくなっており、大抵は複数のサイトをみてお店を決めています。
比較すべきサイトとしてそれらページが存在するのであれば、集客の影響はゼロではないです。
しかし、今はGoogleでホームページが作成でき、マップ検索により口コミを見て予約もとれるようになったため、トップ表示以外のサイトからの来店や予約は減ってきているんです。
例外は確かにあります。
その辺を、グルメサイトごとに深堀、検証します。
その他グルメサイトの検証
ぐるなび
一番歴史がある老舗グルメサイトですが、集客面で非常に苦戦しています。
最近ぐるなびだけでの立て直しをあきらめ、楽天と提携しました。
最近の決算では赤字は回避できたものの、売上は下がりポジティブな要素は少なかったです。
その中でも、有料掲載して上位に検索される可能性がある事例はこちら。
①「エリア名×宴会」
②人口密集地の郊外
宴会での検索は、まだ都内でも上位に表示されることが多いです。

実際に自分のエリアを「エリア名×宴会」で検索して調べて確認しましょう。
もし上位表示され宴会需要があるお店であれば、利用する価値はあります。
また、大都市圏でも少し離れた場所であれば、食べログよりぐるなびが上位にくるケースもあります。

あと、もう一つ掲載をすすめない理由として、有料掲載料が高いことです。
基本、以下の2つのプランで選びます。
①月額1万円のビギナー会員プラン
②月額5万円以上の販促正会員プラン
月額1万円のプランは、お店の詳細ページが作成されるのみで販促力はなく、、販促正会員プランは5万円以上かかります。
せめて2〜3万台プランがあれば良いと思いますが…
多分そのくらいの費用だと全く効果だせないんでしょうね…かなりしぶい
ホットペッパーグルメ
リクルート社が運営するクーポン主体のグルメサイトです。
今は、リクルート社他事業部のホットペッパービューティーやじゃらん、で溜まったポイントをホットペッパーグルメで使うお客さんを呼び込みやすいです。
ただ、こちらも食べログより上位に表示されていることはほぼなく、実際集客ができた話も聞きません。
かつ、ホットペッパーはクーポン目当てのお客様が多く、しかもリピート率がかなり低い傾向です。
あと、ホットペッパーも有料掲載が高い!
ぐるなびと同じく店舗ページ作成だけなら1万ですが、有料販促は4万4千〜です。
試すにも試しづらい金額です。
このネガティブな状況でも、トップ検索される事例は一部あります。
①「エリア名×宴会」
②静岡、名古屋、九州など地方。
ぐるなびと似た感じで、実際に検索で確認しましょう。
Retty
実名型の口コミサイトです。
口コミの信憑性は高いためユーザーの人気は一定数ありますが、結論、掲載での集客の影響は少ないです。
もし有料掲載して集客見込める店舗は、
すでに★を獲得した人気店であること
過去、集客2倍になった事例はありました。
ただ、まだまだ「食べログ」の方が費用対効果が高いです。
一休.com
高級なレストラン業態中心に掲載している一休.com。
このサイトだけは、女性ターゲットでオシャレな業態、内装であれば、確実に集客は見込めると思います。
ただ、懸念すべき点が課金の仕組みはネット予約課金。
一人あたり予約金額×8%課金されます。
(例)5000円の予約×8%=400円!!!
食べログの2倍以上課金になるんです。
このため、一休経由の予約だけを頼ると利益がどんどん圧迫されるため、結論あまりすすめたくないです。
それ以外のグルメサイト
基本、検討の必要はありません…
なので、特に名前もだしませんww
「食べログ」のおすすめ有料プラン
では、食べログのどのプランからはじめればよいか
食べログの料金プランは下記になります。
月額料金 | |
プレミアム10プランS | 月額10万 +予約従量料金 |
プレミアム5プランS | 月額5万 +予約従量料金 |
ベーシックプランS | 月額2万5千 +予約従量料金 |
ライトプランS | 月額1万 +予約従量料金 |
おすすめするプランは、下記の2つです。
①ベーシックプランS
②ライトプランS
5万以上のプランは、席数が60席以上の中〜大型店舗以外は必要ないと思います。
一番のおすすめは①から初めて、もう少し集客がほしいと思ったら②に移行していくパターンです。
また、常にこれらのプラン+ネット予約課金が発生することを頭においてほしいです。
ネットからのディナー予約で、一人あたり200円課金されます。
集客に対して確実に利益は減ります。
ある程度集客できるようになったら、「食べログ」に依存しない集客を模索してください。
食べログで来たお客様をしっかりリピーターとして取り込めれば、問題ありません。
そして、席がうまるようになったら、プランを下げるか有料課金をやめましょう。
すると、ネット予約課金分が全部利益になります。もし、利益を大きく割ったら、また始めれば良いだけです。
「食べログ」経由の客層を見極める
「食べログ」からのお客さんがリピートしてくれそうな方かどうか、を見極めましょう。
「食べログ」経由の方はミーハーな方が多く、常連様にはなりづらいです。
リピートがないとまた新規集客を追うことになり、結果「食べログ」の有料販促なしでは集客できない状況に陥ります。
そこから脱するためには、「店内の満足度を上げる施策」が必要です。
あくまでネット販促は集客のための補助的なものであり、最終的にはお店の満足度を高めていかなければ全く意味はありません。
グルメサイトは「食べログ」一択のまとめ
有料で販促を始めるなら、まず「食べログ」の月額1万円プランか、2.5万のプランから始めるのがおすすめです!
それ以外は、無料の販促を活用しましょう!