「売上金20万を落してごっそりなくしてしまった話」です。
この事件で会社に散々絞られ、出世が遠のき、果ては転職するきっかけにもなりました。
こんなことをおこす人はそういないとは思うのですが…、何かの参考にしてほしく、その一部始終をお話します。
売上金をなくした経緯
当時私が勤務していた店舗は都内の駅近くの繁盛店でした。
その日は13時に出勤。
いつも通りに金庫から封筒に入れた前日の売上20万を取り出し、上着の横ポケットにいれました。そして近くにとめてあった自転車に乗り、約500m先の銀行へ行きました。
お金を入金しようとしたその時、ポケットに封筒がないことに気づきました…。
まさかと思い、色々確認しましたが全く見当たりません。もしかして、自転車に乗っている間に落としたかと思い、行ってきた道を探しましたがありませんでした。
仕方なく一旦店に戻り探しましたが、やはり見つかりません。
当初パニックでしたが、徐々に冷静さを取り戻し、今後どうするかを考えました。
まず警察に紛失届をだしました。残念ながら届けられていませんでした。
自転車で移動途中に道に落としたようです。ファスナーがない横ポケットだったので封筒を落とす可能性はあります。それを拾った誰かがもっていってしまったのでしょう。
部長に報告、自宅で3時間説教
部長に電話で顛末を報告。すぐにお店にやってきました。
部長は常識的に現金を落とすことは考えられないので、私が売上金を盗んだんじゃないか、という疑いをかけてきました。その場から自宅に無理やり連れて行かれ、一緒に部屋を探しましたが当然見つかりません。
その後自宅で3時間延々と説教され、私はずっと泣いていました。
屈辱的ですが、何も言い訳できません。
帰った後も、罪の意識は消えることはなく、私を苦しめ続けました。
また今までなかった頭痛が止まらなくなりました。
その後、報告書や反省文を書いたり、エリアの社員の前で謝罪したり、非常につらい思いをたくさんしました。
その後会社をやめることになる
その件がきっかけで部長との関係が劇的に悪くなり出世も遠のき、結果会社をやめる選択をしました。
全部自分が原因なんですが、年齢も40歳前で今出世しないと後がないという思いも重なり、他の会社でチャレンジした方が良いと考えました。
この事件がなかったら、今も前の会社で働いていたかもしれません。
こんな不注意で人生が変わってしまうんですよ。
教訓
現金管理は厳重にやってください。売上金を銀行振込に行くときは、必ずお金を肌身外さずにもっていてください。毎日の勤務で気を抜いてしまうこともあると思いますが、絶対です!
ちょっとした不注意が人生をダメにします。
回りにも多大な迷惑をかけますので、くれぐれも注意して行動してください。