大手飲食企業の店舗職で12年間働いてましたが、7年目で管理職である営業マネージャーを目指すチャンスをもらいました。
営業マネージャーになると、複数店舗の数値管理や店長の育成など責任が重い職務が増え、給与も一気にあがります。
しかし当時の営業マネージャー職は、休みがとれない勤務体系だったのが嫌で断念。
本部職への異動を希望し、後に新業態開発の職務につきました。
しかし本部職の異動の後、会社の事情で数カ月で店長職に戻るハメに…。
会社は自分の思い通りにはならないと感じた瞬間でした。
もしそこで管理職を目指していたら、今とは全く違う立場にいたかも知れません。
元同僚で現在バリバリ管理職で活躍している人もいます。
現在その会社は勤務体系が整えられ、管理職も含め一切の長時間の勤務が禁じられました。
私は今までの経験も踏まえ、ぜひ管理職は目指すべきだと思ってます。
今後役に立つスキルと経験を、たくさん得ることができます。
また転職する際、職務経歴書に書く時に大きなアピールポイントにもなります。
しかし管理職を目指すにも、そのポストの数は限られています。
他の人より多くの評価を積み上げないと、チャンスすらめぐってこないです。
また、その評価を下すのは直属の上司であることがほとんどです。
なので、まず上司に認められる必要があります。
今までの経験をふまえ、最短で上司に評価される戦略を5つにまとめました。
店舗の売上・利益目標を達成する
飲食企業なら、一番重要な数値目標です。
数字が明確なので対策が立てやすいし、上司にアピールもしやすいです。
売上を上げるためには、店舗の客数か、客単価をあげる必要があります。
客数を上げるには、新規客獲得か、再来店客数を増やすか、来店回数を増やすか、によって施策が変わります。
客単価は、店内でのおすすめ強化する、メニューの売価を変える、メニューブックを変えるなどの施策が考えられます。
詳しいやり方は、また別途お伝えしたいです。
ただ一方で売上は、店長の努力だけではどうにもならない場合もあります。
例えば、近くに競合店ができたり、天候が悪い日が続いたり、自分ではどうにもできない外部的要因の影響も多いです。
その時は、利益目標を追いましょう。
売上が未達成でも、利益を達成することは可能です。
具体的には、食材費と人件費を削減することで達成できます。
食材費を削減するためには、原価が安い商品をおすすめが効果的です。
人件費は、営業において1時間ごとの来店客数を考え、無駄のなく社員やバイトの勤務時間を決めることが大切です。
また仮に未達成の時でも、上司への報告において具体的な理由を話せると評価は高まります。
上司も外部的要因があることは理解してますから、結果をよく分析して具体的な数字で報告できると完璧です。
まずは、店長は売上・利益を追いましょう。
報告・連絡・相談を的確に行う
報告・連絡・相談はどんな仕事でも大切です。
特に飲食業のマネージャーはたくさんの仕事を抱えているので、短くかつ効果的に伝えることを意識してください。
また事実だけでなく自分の意見も掘りさげて考えておき、質問されたら答えられるように準備しておくと、さらに評価が高まります。
無駄に人の時間を奪わないようしましょう。
飲み会やイベントを盛り上げ役になる
これができると非常に上司に気に入られます!
チームを盛り上げられる人は貴重な人材になり得ますし、一つの立派な能力だと認識してください。
この辺を消極的に考える人も多いですが、逆に大きな差別化ができると思ってます。
ちなみに、私も社内のイベントでパンツ一枚で江頭2時50分の仮装をし大ウケしたことがあります。
多少恥ずかしい気もしましたが、やってみたら好印象しかなかったです。
ぜひ自分の殻を破りましょう。
上司の指示にNOと言わない
難しい指示をうけることもありますが、まずOKしましょう。
会社では、その決定事項に従えないというのは非常に悪い印象しか残らないです。
それに反対したところで体勢が変わることはありませんし、やってみて難しかったら、その時に相談すれば良いです。。
すべてのことはやってみなければわからないし、もし失敗しても今後の参考になるかもしれないし、無駄なことは一つもないです。
自分の意見を積極的に通していくのは、管理職になってからにしましょう。
「郷に入っては郷に従え」です。
大きなクレームを起こさない
クレームが店長で収まらなかった場合、営業マネージャーが対応しますが、それで時間が大きく割かれ、それ以外の仕事に全く手をつけられない状況をよく見てきました。
クレーム対応は、精神的な負担が非常に大きいです。
お客様へは電話での対応のみならず、わざわざ家へ行って謝罪せざるを得ないこともあります。
また社内への報告も時間がかかります。
普段からクレーム対応を訓練し、極力自分で対応できるようにしましょう。
まとめ
評価されるためには、上司の気持ちを常に察して行動することが重要です。
もし自分が上司だったらとってほしい行動を常に考えて動きましょう。
それをずっと続けていけば必ず管理職のポストはひらけてきますし、管理職になった時に部下の心境をより理解できる分、大きな活躍が期待できます。