大手飲食企業で長年勤務しててわかったことで、
大手で働くなら本部職で働くと、将来役立つスキルがたくさん学べます!
なぜなら、本部職は運営店舗数が多いほど使える予算が増え、希少な案件を扱うチャンスも増えます。
そこで積めた経験はかなり希少で、自社においても、他の飲食企業に転職しても、非常に役に立ちます。
ただ数ある本部業務の中でも、その経験が外で大いに活かせるものもあれば活かせづらいものもあります。
今回、飲食業の知人の意見をふまえ、もし大手飲食の本部職で働くなら、今後のキャリアアップにメリットが高いそうな職務を紹介します。
店舗開発
店舗開発は企業の店舗出店計画にそって地域を回り物件を探し契約、営業部に引き渡す業務です。
この職務はやや規模の大きな企業に勤務していないと経験を積むのが難しいです。
理由として、良い物件を探すためには不動産会社との密なネットワークが不可欠で、大きな企業だとすでに構築できてますが、中小企業だとまだ築けてないことが多く、物件探しが一からスタートするためハードルが非常に高いです。
またオーナーさんが自ら物件を探す企業も多く、店舗開発職すらないところもあります。
大手企業は不動産会社との信頼関係をきずくため、契約と実績を丁寧に一つ一つ積み上げてきており、そのために相当な時間とお金をかけています。
その関係を利用して、優位に交渉ができるのが大きなメリットになります。
またそこで個人として不動産会社との信頼を勝ち得たならば、今後立場が変わったとしても必ず協力してくれることでしょう。
また、大手企業は今まで出店した店舗実績をデータベース化しており、どのような立地での出店なら成功するかなどの事例を多く蓄積していっています。
そのため、これらのデータを覚えることで、この立地なら絶対繁盛する!などの予測が立てることが可能になります。
これは、間違いなく飲食企業ならどこでも欲しいスキルです。
広報・PR
広告活動はどの会社でも行いますが、大手だと費用感が大きい分様々な企画の案件に関わるので、その実績は同業他社でも大いに活かせます。
また、会社の信頼を元に広報関係の人脈も広げることも容易です。
広報は横のつながりがとても活きる業種です。そこで新たな知識を得たり、案件の紹介ももらえます。
また特筆すべきこととして、女性の方が活躍しやすい職種でもあります。
女性ならではのPR提案が重宝されたり、コミュニケーション力も存分に発揮できる環境なので、実際に活躍している方も非常に多いです。
人事・採用
すべての飲食企業は採用難のため年中採用活動をしてて、かつ一番良い採用方法は何が良いかを常に模索しています。
特に採用媒体は多様で、選ぶのも一苦労です。
大手は採用に予算をかけられる分、様々な媒体を利用して効果検証を行っています。
それらを活用改善し、実績を作れたら、間違いなくどこでも評価されます。
飲食に限らず異業種でも評価されるスキルになるでしょう。
販売促進
店舗の売上・利益に直結する販売促進の戦略を組むことは非常に重要です。
例えば、食べログ、ぐるなび等有料グルメサイトの集客効果は、業態や地域によって変わります。もし店舗によってグルメサイトを最適化ができると、最低限の予算で最大の効果をもたらすことができます。
また現在SNSでの販促は外せない施策ですが、それらの成功事例はまだまだ少ない状況です。
それらを大きな予算を使い、立案、実行、実績を積み上げることができたら、とても有用なスキルになります。
私は飲食店向けにSNS広告を提案をしていますが、まだそれらの有効活用できているところは少ないです。
今後、需要が高まりそうな分野なので、予算内で色々試して自分なりに分析し活かせるようにしていくと良いです。
まとめ
大手飲食店に就職したら、本部職を目指しましょう!
年齢が重ね店舗業務をこなすことがつらくなる前に、チャレンジすることをおすすめします。
もちろん誰でもなれるわけではありません!
店舗でしっかり実績をあげ評価されたものだけがすすめる道なので、日々目標をもって業務に取り組んでください。
